本計画は旧園舎の老朽化による建替工事です。旧園舎は昭和53年の竣工以来、地域から愛され、子どもたちを見守ってきた保育園です。
旧園舎シンボルカラーであるピンクをベースに、暖色系のカラーを各所に配し、保育園らしい楽しい印象となるような外観となっています。また、内部は子どもたちが楽しく、明るく、元気よく園舎生活が送れるようなカラーや柄を用い、全体的に柔らかい印象となるように心がけました。
平面計画は、廊下から保育室を見通せ、園児を見守りやすい計画となっています。建物内部に極力鉄筋コンクリート造の耐力壁は設けず、大きな箱型の空間とすることで、内部空間の自由度が高い構造計画としています。子どものいたずらによる感電防止のため、コンセントは扉付きのものを採用しています。また、衛生各系統にバルブを設置し、掃除流しにはノズルホースを設置することで、メンテナンス性、利便性の向上を図っています。