「柔らかな外観と静かな環境に守られ、心に残るお別れを迎えられる式場」
本建物は、訪れる方々が安心感と落ち着きを感じられるよう、柔らかな印象を持たせる外観デザインとしました。国道沿いという交通量の多い環境に配慮し、遮音性能を確保することで静穏な音環境を実現し、最後のお別れにふさわしい空間を目指しました。また、限られた敷地内に必要な面積を確保するため、敷地形状に合わせた平面形状として、利用しやすく機能的なレイアウトを計画しました。
構造形式は鉄骨造を採用し、建物全体の軽量化を図ることで耐震性と限られた敷地における施工性の向上を実現し、また、式場エリアは無柱空間とすることで、開放的で柔軟なレイアウトを可能としています。
式場の換気設備は、お焼香の煙を考慮して十分な換気量を確保しました。また、照明には調光機能を導入し適度な光環境を維持しつつ式場空間の演出性を高めています。