トヨタブランドの部品供給カンパニーの、新たな拠点として計画された建物です。機能的であることはもちろんのこと、地域の気候風土に適切に対応するエコロジカルな建築デザインが求められました。防風、西日対策などのコントロールしうる自然環境に対しては、大胆なアルミルーバーの使用による、ダブルスキンファサードを採り入れています。また、折版屋根等の金属部分には、熱分解塗料を採用するなど、環境負荷の軽減策にも、積極的に取り組みました。建物のライフサイクルコストと、時代に求められるエコの発想を両立させ、バランスのとれた施設となることを目指しました。