同一棟内に定温倉庫をもつ、倉庫業の倉庫とその営業所となる事務所です。建築基準法で求められる1,500㎡の一区画の収納効率を最大に上げることを目標としています。柱は鋼管にコンクリートを充填することで強度を上げ、数とその断面積を最小になるよう計画しました。外壁は保管する物品の横圧に耐えることができ、荷ずりや下地組が省ける穴あきPSコンクリート版を採用し、外壁の総厚を減らすことで有効面積を増やすことに成功しました。結果的に使用材料と工種を大幅に減らすことができ、工期の短縮とコストの縮減が可能になりました。