計画地は太田から大泉に抜ける比較的交通量の多い県道沿いに位置し、L型の北側の幅が狭い不整形で特徴のある形状をしています。今回の計画では特徴ある敷地形状を生かす形で敷地なりに建物の壁面をずらして構成し、高さの異なるボリュームを組合せることで建物をより立体的に見せ、通りに対して動きのある表情を作りだしています。内部空間では待合室を大きな吹抜けとして、患者様がなごめる開放的で居心地の良い空間を作っています。全体を通し医院カラーであるオレンジをアクセントに落ち着いたカラーリングを用いて、子供から高齢者まで多くの人が親しめる空間をつくり地域に根差した診療所を目指しました。