堀江病院の既存建物である新館棟と、今回新設した道路上の連絡ブリッジを介してつないだ新棟の増築計画です。建物は透析・リハビリ・病床管理部門から構成されています。構造には免震構造を採用し、災害時にも病院機能を損なわず地域医療の拠点となる病院を目指しました。外観はコンクリート打ち放し、タイルを組合せ既存建物との調和を図ると同時に新たな棟としての存在感ある表情をつくっています。内部空間は各科ごとに識別されたカラーリングや大きなサインを設置し、視覚・感覚的に利用者がわかりやすい空間づくりを心掛けました。全体を通しメリハリのある色合いとすることで病院内に豊かな表情をつくりだせるように配慮をしています。
