当県営住宅は、四ツ角周辺土地区画整理事業の街区内に整備された全36戸の共同住宅です。四ツ角交差点の坂の上に位置するロケーションに、コンクリートの素材感を生かした浸透性耐水性仕様のクリア材で仕上げました。南向き棟のボリュームは真中のスパンに吹抜を設け、「2スパン+吹抜スパン+2スパン」の構成としています。また、各戸バルコニーに設置した物干し金物は手摺天端から見えない高さに設置し、景観形成に配慮しました。住環境においては、南向き上層階からは前橋市内を、東向き上層階からは遠く赤城山を望むことができます。