前橋市の行政エリアに立地する保育園の計画です。同じ街区内に桃井小学校が隣接し、一体的な景観とコミュニティスクールの一端となる計画が求められました。保育園の園舎は園児が毎日長時間過ごす大切な場所であり、「第二の家」ともいえます。外観は切妻屋根の家型を並べ「おうちのかたち」や「屋根の上の煙突」など園児にもわかりやすい単純な形態をモチーフとし、親しみやすい園舎を目指しました。建物は敷地西側に長く、小学校の校庭に向かって開くように配置し、園庭を挟み児童たちと交流が図りやすい関係性をつくりました。内部では保育室以外の図書コーナーやピタゴラコーナーなど園児が自由な使い方の出来る共用スペースを充実させ、日々の活動から豊かな感性が生まれるような空間づくりを心がけ計画しました。