桐生市内にある高等学校2校の統合に伴う、既存校舎、屋内運動場の改修工事と、生徒数が増えることで不足する教室と屋内運動場を新築する計画です。
新築した新教室棟の外装材には、前年度に建設した第二体育館同様に菱葺を用い、キャンパス全体のデザインの統一を図っています。新教室棟の外装デザインは、織物の産地である桐生市をイメージして、複数の色彩が織り込まれた一枚の生地を表現しています。色彩部分は生徒の個性を華やかに表現し、白の余白部分は、まだ何色にも染まっていない生徒の未来を表しています。また、菱葺を縦長に配置することで、卒業後の生徒の活躍が未来に向かって、より躍動的になることを表現しました。
1階多目的室、2階講義室という用途から、中間には柱を設けず鉄骨造の大スパン構造としています。空調は既存機械とのシステム連携を考慮して、同じメーカーを採用しています。多目的室に大型のスクリーンを設置し、映像と音響の充実を図っています。